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小野寺 榮 Onodera,Sakae

Posted on 2016/10/22

小野寺榮(おのでら さかえ)氏の版画集「開拓者」から何点か紹介させていただきます。
この作品(版画)は、旧伊達藩のサムライ達が全てを投げ打って北海道開拓に命を賭けた足跡を、大きなリスペクトを持って描いた連作です。

旧伊達藩士の北海道開拓に感銘を受けた小野寺氏(当時41歳)は、北海道にわたり、岩出山伊達藩の開拓者たちが切り開いた旧道を50CCのバイクで辿り、取材し、30枚の連作として刷り上げました。
小野寺氏は現在84歳ですが、今なお現役で制作をつづけていらっしゃいます。

この作品のテーマや、意義を説明するにはもう少し時間が必要ですので、また機会を改めて描かせていただきますが、先ずは30枚の中より、ほんの一部ですが紹介させていただくことにいたしました。


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小野寺先生と私の故郷・岩出山

小野寺氏は私の古いまんが友達ですが、私に大きな影響を与えてくださった恩師でもあります。
したがって私はいつも小野寺先生とよんでいます。

私は宮城県岩出山という、旧伊達藩城下町の出身ですが、当時中学生だった1967年頃、同県出身の漫画家・石森ノ章太郎氏の著作の中に「日本漫画家協会会員・小野寺榮 宮城県岩出山在住」という一行を見発見しました。
若い私は、ものすごい発見をしたかのように驚き、すぐ先生のお宅を探し、押しかけました。
そして、そこで先生が隣町の中学で美術の教師をしている事、教師のかたわらセミプロとして漫画の制作を続けてる事などを知り、当時35歳(推定)の先生にアニキのような印象を持ったものです。

先生の出身は同県の登米市ですが、かつて近所に住む6歳年下の小野寺という少年にまんがの手ほどきをした事、そして小野寺少年は後に漫画家・石ノ森章太郎になるわけです。
その石ノ森章太郎氏の著作で、私が小野寺榮先生を知り、影響を受けるとはちょっとおもしろい縁かもしれません。

私と先生はすぐ意気投合して、まんがサークルを作ることになります。
それからというものは年上の先生でありながら、まるで親しい友人のような付き合いが続いているのですが、私はアーティストとしての小野寺先生が描く絵画にとても魅力を感じていました。土臭くも明るく力強いものを感じたのです。

この版画の連作「開拓者」は、岩出山伊達藩士による北海道開拓史に強い感銘を受けた先生が、4年をかけ教職を務めながら完成させた労作です。
1973年の夏、北海道にわたり、岩出山伊達藩の開拓者たちが切り開いた旧道を50CCのバイクで辿り取材し、描き、彫り、刷り、30枚の連作として造り上げました。

30枚の連作は、有備館(宮城県大崎市岩出山)で見る事ができます。
先日母と一緒に有備館を訪れ、作品を見てきました。
ナレーションを聞きながら観賞していた母は声を詰まらせながら「昔の人は、本当に偉かったんだね。」と呟いておりました。
私も、胸が熱くなるのを感じ、改めて先生の情熱と開拓者たちの偉大な足跡に圧倒され、あったかギャラリーで紹介させていただくことにしました。
(中嶋 記)

 

※有備館は、岩出山伊達家三代敏親が、1691年に家臣の子弟教育のために開設した学問所として知られています。
※尚、武士団による開拓の歴史はこちらのWebページが理解の助けになるかもしれません。
http://hre-net.com/statements/18235/
http://kakei-joukaku.la.coocan.jp/Japan/kaitaku/kaitakuh.htm
http://cardiac.exblog.jp/7605482/
http://www.zaikaisapporo.co.jp/blog/

 

 

 

 

 


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